ちょっと小話など

水葬の小話を考えてみた
クソ文だから覚悟してくださいね（爆笑）

「もし俺が消滅するなら水に融けて逝きたいんだ。」

あなたがいつもおっしゃっていた言葉。もう二度と聞くことできないあなたの言葉

「現実的にあり得ないけどな。しかもあんまり見た目よくねぇし。でも俺はお湯の中で氷が溶けるようにゆっくりと消滅したいんだ。」

どうして水なのですか？と尋ねたら悲しそうにおっしゃっていましたね

「だって水はすべてを包み込んでくれるから。融けて無くなったらそれでおわりだからな。」

融けて無くなったって私はあなたのことは忘れませんよ

「そっか。じゃあお前に頼む。俺が消滅することになったら水に融かしてくれ。別に無理にとは言ってないんだからな。」

あなたがそうおっしゃってからからまだ百年も経っていませんよ？

あのときの笑顔はこうなることを解っていらっしゃったからなのですか？

一人は嫌です　私もご一緒させてください

水に融けてしまったらもう二度とあなたの顔を見ることさえ出来なくなってしまうじゃありませんか

しかしあなたはきっと許してくださらないのでしょう　私はきっとあなたの願いを叶えてしまう

でも　最期ですから良いですよね　さようならのキスぐらいは大目に見てやってください

 

さようなら　永遠におやすみなさい

 

 

水葬