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常に妄想まっしぐらな腐女子的ブログ。 基本的に年齢制限無し。けどたまに爆弾発言。

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2025/07/05(Sat)15:39:47
ということで昨日の続きをうpしてみました!
まとまってません!!!←




「じゃあこの状況、説明して貰える?」
凛とした声で言い放ったのはフランス。スペインもせやせや!と後付けする。イギリスはそんな二人の後にきゅっと隠れてただアメリカ達を見つめるだけ。
「ギギギギガント萌ス!!!!!!!」
日本がいきなり鼻血をまき散らしながら倒れる。その行動にビクッとしたのはちびっ子達だけでなくアメリカもだった。
「だっ大丈夫か・・・?」
ちびっ子イギリスが二人の後からととと、と歩いて来て日本をのぞき込む。日本再度吐血。
「わ、我が生涯に一片の悔い・・・無し・・・!!!!」
「ちょっ日本!どうすればいいかわからないよ!help help help!!!」
アメリカが絶叫し、今度はそれに怯えて泣きそうな顔になるイギリス。するとフランスが腰につけていた細身の短刀をアメリカに突きつける。
「イングランドを泣かす奴には容赦しないよ?」
アメリカはもう泣きたかった。いや、泣いていた。何が悲しくて育ての親たちが退行し、尚かつその退行した彼らに刃を向けられなければいけないのか。
「ふ、ふらんす!ちょっと待って。」
今度は日本の元からアメリカの元へ走って来てアメリカの頭をなでなでするイギリス。
やっと吐血から回復した日本が再度吐血する。病名はオタク中毒だ。
「こいつだってきっと俺たちがいきなり現れて困ってるはずなんだ。突然剣を向けたら可哀相だろ。ごめんな?」
「イギリス・・・」
一瞬独立する前、一緒に暮らしていた頃のイギリスの笑顔がちびっ子イギリスとだぶる。なんだかまた悲しくなってアメリカの涙は増すばかりだ。
そこで遂に自分にうち勝った日本が現実世界へ帰還してきた。まだ鼻血はだらだら出ていたがフランスとスペインの方に向き直る。
「え~と驚くと思うんですがここは未来の世界です。そしてあなた方は何らかの理由で過去からタイムスリップしてしまったのでしょう。」
日本も混乱しながら説明する。しかし日本が話している間二人はじっと彼の話を聞いてくれた。
「とにかく、私どもも原因がわからない以上あなた方に説明できることは少ないんです。本当にすみません。」
説明し終わったところでアメリカもやっと泣きやむ。イギリスは再びフランスの元へ戻り、きゅ、とマントの裾を握る。
「あああああアメリカさんバトンタッチですもう私これ以上は萌死にます!!!!」
その場で再度へたり込んでしまう日本。3人とももうなれたのか彼を無視してアメリカに言う。
「とにかく大人しくしてれば元に戻れる、って話って事だよね?」
「あぁ、そのはずだぞ。」
フランスの青い瞳にじっと見つめられてアメリカは少し赤くなる。現代のフランスは本当に死ねばいいというイギリスの意見がわからなくもない。
「なーなーおにいさんトマトもってへん?おれこれからメシやったのにとばされてもーてんかー。」
警戒を解いたスペインがアメリカをつつく。その仕草はやっぱり現代のスペインを連想させる。
「はいはーい!トマトなら俺が持ってるよスペイン兄ちゃん!はい、どうぞ!」
突然後から現れたイタリアがトマトを差し出す。それを受け取ったスペインは太陽のような笑顔で彼に微笑み礼を言う。
するとイタリアの後で見ていたロマーノが堪えきれなくなったかのようにスペインをどこかへ連れて行ってしまった。その手口はまるでフィンランドと同じだ。
「あっスペイン!!!」
フランスもイギリスも慌ててアメリカ達の方へ向く。しかし日本がにっこり微笑んで受け流す。
「悪い人ではありませんから大丈夫ですよ。この時代ではいつの間にか領地が奪われていると言うことはありませんから。」
日本のフォローにより何とか彼らを落ち着かせることに成功する。しかし事態は思った以上に厄介なことに代わりはない。
「とにかく!仕方がないから君たちはここで大人しくして置いてくれ。俺は原因を探ってくるから。」



1時間後、結局原因はわからず仕舞いで会議場に戻ってきたアメリカ。
「どうでした?何かわかりましたか?」
日本が静かに近づいてくる。どうやらちびっ子になった全員睡魔に負けてしまったようだ。
「全然ダメだったんだ・・・。バズーカについても何もわからなかった・・・。」
どさ、とちかくの椅子に座ってため息をつくアメリカに日本も残念そうに言う。
「しかしこのまま元に戻らないと国が大混乱のままですね・・・。」
アメリカもそれについては危惧しているようだ。それに自分を心配してくれる親代わりがずっと自分のことを知らないままでいるなんて耐えられなかった。
「あーもう!みんな元に戻ってよ!!!」
そう言った瞬間いきなりちびっ子達から煙が上がり出す。二人がぎょっとしてそっちを見た瞬間軽く爆発が起こった。
「げほっ今度はなんだい!?」
アメリカがジャンパーでその煙を払う。するとそこに立っていたのは見慣れた彼らだった。



「で、結局原因はなんだったんだろうね・・・。」
その後会議は当然のごとく解散になり、ぽろりと零したアメリカ。
隣にいた日本も不思議そうに首を傾げるだけ。真相は闇に埋もれた・・・。






「ふふふ、次は老けさせてやるのですよ・・・っっ!」



そんな不気味な宣言が実行されたのは一ヶ月後のことだった

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2009/05/17(Sun)19:33:15
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